新卒3ヶ月目で転職を試みた結果、なんの手応えもなく落ちた話
どーも、新卒3ヶ月目で既に会社を宇宙一辞めたがっている僕です。
会社をどうしても辞めたくて、最近は転職サイトに登録したり、プチ転職活動をしておりました。
僕が会社を辞めたいと思ったのは入社式の後の社長の「お話」を聞いたときでした。
詳しくは伏せますが、明らかに自分が持っている価値観やキャリア展望とずれていたため、現時点で自分が居るべき場所はここじゃないなと思い、退社を決意しました。
しかし、そうはいっても貯金なし、給与所得以外なしの僕にある選択は、転職以外は現実的ではなく、会社に勤めながら、細々と転職サイトに登録することぐらいしかできませんでした。
といってもレクミーキャリアに相談しに行ったり、実際に企業に応募したりしていたのが5月あたりなので、退社の意思はかなり固いと言えるのではないかと思います。
そんな僕ですが、そもそも入社3ヶ月で会社を辞めたがっているわけで、会社勤め自体が向いていないのは明らかです。
運良く他者への転職が成功したとしても、おそらくなにかと「いいわけ」をつけて、長くは続かないことは目に見えています。
そんなことはもともと自分を分析してはっきりとわかっておりましたので、小学生の頃から「サラリーマンにはならない」と考えておりましたし、それ以外の道をずっと模索していました。
高校生の頃には僕のような社会不適合者は手に職をつけなければならないと思い、工学部や法学部などの実学分野への進路を考えておりました。
結局のところ、集中力0なので受験勉強が全く進まず、2浪して英語と小論文のみで入れる慶應義塾大学のSFCに入学します。
そして、社会不適合な性質を遺憾無く発揮し、人間関係が崩壊し、引きこもりとなり、精神科を駆けずり回った結果、ASDであることがわかりました。
その上で一旦絶望し、なんとか僕が生きられる道というのを探しながら、大学生活を送るのですが、行動力もなく金も友人もない僕はぐだぐだ言い訳を頭の中で押し並べて、無為に時間を過ごしました。
結果、何もない25歳となってしまい、生きながらえるために就職する道を選びました。
というわけで、そもそも僕は就職することに全く向いていないのにもかかわらず、新卒きっぷを使い就職しました。
そして、全く向いていないのにもかかわらず転職活動をしております。
にもかかわらず、なぜ会社に依存し、生きようとしているのか。
ひとえにその理由は金でしょう。
世間体とか安定とかそんなものは全くと言っていいほど気にしておりません。
なぜなら僕に関心のある世間などというものは存在しませんし、会社にいても私は常に不安定な存在であるからです。
けれども、会社にいるとそこでしか得られない「経験」や「出会い」というものに遭遇します。
もちろん僕は社会不適合な存在ですので、一般的に得られるそれとはかなり違うとは思いますが、それでも家で引きこもっているよりは格段に大きな人生の糧になるはずです。
となると会社に所属するメリットというのは「金」以外にもあるわけで、それを知れたことは就職した意味になるのかなと思います。
そういうわけで、単に給与や世間体がいい企業ではなく、人生の一部を過ごす上で「経験」として得られるものを考えて、転職を試みておりました。
特に新卒入社した結果感じた違和感から、会社の持つ価値観がもっとも重要であると思っております。
その会社の進みたい方向性や考え方、特に創業社長のマインドはかなり大きいです。
もちろん自分が会社の社長であれば、自分と100パーセントマッチした環境を手にすることができるわけですが、自分で事業を起こす能力が現時点でないのなら、社長のマインドとの親和性はかなり重要度が高いと思います。
イケダハヤトさんも絶賛しておりますが、メタップスの佐藤さんの「未来を先回りする思考」は多くの人が評価すること大の名著です。
僕はこの著書を読む以前からメタップスへの憧れが高まり、転職を試みたわけですが、この本を読めば誰しもが佐藤さんのカリスマ性や先見性に惹かれると思います。
僕は高校生辺りから授業に行くのもままならないほどの社会不適合感を発揮しており、ほとんどの時間を図書室で過ごしました。
そこで活字が苦手にもかかわらず様々な文献に触れた結果、メタバース(ネットワーク上のVR空間)が2017年ごろには一般的に普及すると考えました。
実際のところそこまで普及はしていませんが、その頃の未来予測はおおよそ当たっているかなと思います。
未来というのは過去の歴史をたどれば大まかには予測可能です。
たとえ予測が外れても、過去を誠実に紐解いていくことを怠らなければ、いくらでもやり直しが可能です。
そういう考えがあったので、大学では歴史のゼミに入ったのです。
まあ、ほとんど何も勉強しておりませんでしたが。
そんな思考方法を独自で私は編み出していたのですが、この本に描かれている佐藤さんの思考法も僕にかなり似ていると感じました。
また、僕は「金」によって行動を制限されていると感じ、歩みたいキャリアを十分に満足した形で選択することができなかった。
そういう意味でもメタップスが目指す「金にとらわれない経済圏」に強い共感を覚えましたし、この方の近くで、事業について学び、働いていきたいと考えました。
今振り返るとこのように思いを言語化できるのですが、私は対面コミュニケーションを非常に苦手としていることもあり、面談では全く伝えることができませんでした。
また、やはりメタップスはかなり急成長しているベンチャーであり、求める人材のスペックに達していなかったことも、大きいでしょう。
つまるところ、メタップスで働くことは叶わなかったわけでありますが、この会社が大きくなるのを今の会社から指を加えて見るのも、なんだか辛いものがあります。
まあ、ゆくゆくは会社というシステム自体、全く意味をなさないものになるので、会社に受かった落ちたで一喜一憂する必要もないでしょうが。
そういうわけで、新卒3ヶ月目で転職を試みた結果、なんの手応えもなく落ちたわけですが、だからといって今の会社に留まり続けることは、僕の精神を相当蝕むことになり、いうなれば寿命を減らします。
人生の貴重な時間を消費するならば、納得のいく場所で、人生を費やすに値する価値を価値を生み出さなければならない。
全くもって今後のキャリア展望が白紙に戻ったわけですが、模索する時間も限られています。
今思うのは、空から1億降ってこないかなという、経済的自由の獲得願望です。
経済的な不自由さほど人の独創性や想像力を蝕むものはないでしょう。
メタップスには金から人間がもっと自由になって、満足いく人生を送れる日を早く実現して欲しいです。
とりあえず今現在の最重要マターは、金と欲にとらわれ、ついでに自分の脳みそにもしばられ、人間には見放される僕が、よりよいライフを送れる選択と行動をすることでしょう。